松坂なつみ|風花雪月の三層構造
山形県出身
石川忠司ゼミ
自分が大学に入る直前に読んだ小説は、京極夏彦先生の「書楼弔堂 破暁」という「人間には必ず運命の一冊がある」として、迷える人々を本で救うという物語でした。?
当時の自分は、「所詮は物語の中の設定だからそんなものには出会えないのだろうと何故か諦めていていました。」でも、今だからこそ胸を張って「このゲームが運命の一冊だ」と言うことができます。?
この感情は上手く言語化しにくいのですが、自分が何かずっと探していたものがこのゲームには詰まっていました。自分は生きていて初めて地に足をつけて立っているという感覚を得たのです。?このゲームは在学中の創作活動の礎になってくれていました。きっとこれからもそうだと思います。?
本作品はこのゲームを知っている人も知らない人も一緒に、多くの視点から読み解くことで共に世界を楽しむことを意識したものです。ぜひ自分の作品観光ツアーにお付き合いください。