阿久津多美|アルビノ
茨城県出身
栁田哲雄ゼミ
H1500×W500×D500㎜ 木綿の糸、藍
アルビノは(albino)は、遺伝情報の欠損、短命などマイナスなイメージが先行するがそれだけではない。以前、居合道の合宿の時、周囲の黒い道着の中に、弘前だけ真っ白で、ふとテレビで見たアルビノカラスを思い出した。集団の中に一色だけ異彩を放ち、目を惹きつけられ、羨ましく、どこか美しかった。目立ちたい、孤立したい訳でもなく、何処にも紛れない存在のアルビノに感じた唯一無二の美しさを纏った作品を制作した。