九州産業大学付属九州高等学校(福岡県)
北 晴菜さん/藤田 真友美さん/恒崎 涼那さん
日本の診察料は7割負担。このまま高齢化が進むと医療費負担が増えるばかり。そこで近年みなおされている「漢方薬」を服用することで健康になるアイデアを考えました。苦く飲みにくい漢方のイメージを打破し、若者にも漢方を受け入れてもらうため、気軽に立ち寄れる「移動式カフェ」で漢方を使用したお菓子などを販売。漢方の知識や使用方法を正しく学ぶことができます。
若者の漢方に対するイメージを変えるためにアイコンとして「移動販売車」や「SNS映え」を利用してポップにアプローチする、独創的でインパクトがあるアイデアです。問題解決としてもビジネスとしても成り立つようなとても実現性の高い提案だと思いました。
この提案のターゲット層を10代から20代の人としていますが、実はこの年代層は小学生から社会人と幅が広く、ニーズも多様な年代です。
例えば「女子高生」と「20代後半の社会人女性」では、漢方に期待する体の悩みも異なれば、SNS映えに何を重視するのかも全く違います。
ターゲットをもう一層だけ狭めることで、より利用しているシーンを想定しやすくなり、具体的なアイデアも出しやすくなります。
若者が使いたいと思うような漢方の効能を紹介したり、販売するお菓子を1つでも考えるなど、より具体例があればあるほど見ている側への共感が得られ、説得力も大幅に増すと思います。プレゼンの合理性とともに、「この提案者には想像力がある!」と次の一歩を期待させてくれる素敵なアイデアでした。
二次審査時の提案パネル PDFダウンロード