2018年入選

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『ツナグ~発達障害者と企業~』

鶴岡工業高等学校(山形県)
奥山 紗奈さん/輿石 麻衣さん/高橋 光さん

日本は世界的に見ても発達障害者が多く、この10年間で特別支援が必要な子供たちは3倍以上に増加。日本政府は障害者雇用促進法を改正し、障がい者の雇用率を2.2%に引き上げました。企業側の発達障害に関する知識不足により雇用の促進が進まない状況がおこる可能性もあるため、企業側は発達障害の理解と交流を促進するホームページを作成。また発達障害の人が一番苦手とする「曖昧な支持」に対する、説明力を競うゲームで対応力をアップします。

デザセン学生スタッフからの応援メッセージ


専門的な検査で発達障害と認定される方々も多くなり、そうした方々の就労支援の重要性も高まってきています。社会的には話題になっていますが、様々な発達障害についての知識や認知度が低く、企業と発達障害者の方々が「互いに理解する場」も豊富とは言えません。

発達障害について知ってもらうためのホームページ案には、企業、発達障害者、世間など幅広い方々にアプローチし「出会いの場」を提供するアイデアが様々に盛り込まれています。とは言え、このような広範囲にわたる情報収集は、発達障害に関する社会的理解が進み掲載内容が豊富な状況であれば比較的編集可能かと思いますが、現在の社会状況では掲載する内容を探すこと自体が難しい段階かもしれないと想像します。

ならば、もう一つのゲーム案を中心にこのアイデアを育て、発達障害を持つ方々の特徴や良さの「掘り起こし」に集中してユニークに提案してみてはいかがでしょう。高校生のみなさんの柔軟さや特徴が発揮できそうな気がします。また子供でもわかりやすい内容になれば学校教育にも導入することができ、企業と発達障害者の根本的な相互理解を支える素晴らしいツールになるかもしれません。

ツナグ~発達障害者と企業~

ツナグ~発達障害者と企業~

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード